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<仙台短編文学賞>柳美里さん、選考へ抱負「鮮やかな切断面を持つ作品読みたい」

選考の抱負を語る柳さん=12日午後4時半ごろ

 第3回仙台短編文学賞の選考委員を務める南相馬市の作家・劇作家柳美里さん(51)が12日、仙台市青葉区の東北学院大で記者会見し、「東日本大震災を題材に書く書かないにかかわらず、言葉にできない思いと向かい合う沈黙の時間を経た作品を選びたい」と抱負を語った。
 同賞はジャンル不問で仙台、宮城、東北と何らかの関連がある短編を募集している。「緩やかな制約が非常に面白い。東北の土地や人との機縁と考えてほしい。これを足場に生まれる創意にわくわくする」と述べた。
 400字詰め原稿用紙25〜35枚程度の規定については「チャレンジしやすい分量。今から書き始めても十分に推敲(すいこう)する時間が持てる。短編ならではの鮮やかな切断面を持つ作品が読みたい」と期待した。
 柳さんは1997年「家族シネマ」で芥川賞に選ばれたほか、泉鏡花文学賞や野間文芸新人賞などを受賞している。選考委員として小説の文学賞に携わるのは初めて。
 文学賞は出版社の荒(あら)蝦夷(えみし)とプレスアート、河北新報社でつくる実行委員会の主催。締め切りは11月15日。大賞の副賞は30万円。選考結果は2020年3月に発表する。連絡先は実行委事務局022(266)0912。


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2019年07月13日土曜日


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