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<ベガルタ>鹿島に大敗、シュミットの門出祝えず

仙台―鹿島 前半終了間際、2点目のゴールを許し、がっくりとうなだれる仙台GK・シュミット(右)ら仙台イレブン(小林一成撮影)

 サッカーは残酷だ。仙台はGKシュミットの欧州移籍前のラストゲームで守備が決壊した。今季最多タイの4失点。一時最下位に沈む要因だった前半立ち上がりに見せる隙とクロス対応の甘さが再び露呈した。
 試合開始から前半16分に先制点を献上するまで、選手は地に足が付いていないようだった。ボールを持つとミスを連発し、守ってもずるずると守備ラインが下がってしまう。
 昨季のアジア王者は、それを見逃してくれない。強くプレスに行けず、面白いようにパスを回されて守備ブロックを破られた。渡辺監督は「ゲームの入りが全て。隙を与えれば突いてくる鹿島の土俵に乗ってしまったわれわれの自滅」と認めるしかなかった。
 失点は全て左サイドから上げられたクロスが起点。サイドバックの背後を2トップに何度も突かれた。「ボールへアタックできない分、下がって裏のスペースを使われた」と永戸。平岡は「中の役割をはっきりさせ、責任をそれぞれが持たないといけない」と唇をかんだ。
 6試合ぶりに複数失点を許し、ホームの連勝も6で途絶えた。何より大勢のサポーターの前で仲間の旅立ちを飾れなかった。「この悔しさを絶対に忘れてはいけない」と関口。課題を修正し、海を渡るシュミットを安心させたい。(斎藤雄一)


2019年07月14日日曜日


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