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<南三陸・荒嶋神社>津波で流失から8年4カ月 募金集まり鳥居再建

島の入り口に再建された鳥居と住民

 宮城県南三陸町志津川の荒島に鎮座する荒嶋神社の鳥居が再建された。東日本大震災の津波で流失してから8年4カ月を経て、多くの人から寄せられた支援によって地域のシンボルが復活した。
 再建された朱色の鳥居は高さ4.7メートル。鳥居の再建は以前より大きくするのが通例だが、海上からの資材搬入が難しいことなどを理由に半分ほどの高さになった。震災を後世に伝えるため、津波に耐えた以前の土台は撤去せずに残した。
 神社の運営を担っていた本浜契約講が震災の影響や高齢化を理由に2012年に解散。周辺の復旧工事などで再建は一時停滞したが、18年6月に30〜40代の氏子が中心になり本格的な募金活動を始めた。住民や企業をはじめ県外からも募金が届き、目標を上回る572万円が寄せられた。
 13日に現地であった再建記念式典には氏子や住民ら約50人が出席。神事の後、新しい鳥居の前で記念撮影して完成を祝った。
 荒嶋神社の工藤庄悦宮司(47)は「鳥居には再建に協力してくれた多くの人の思いがこもっている。鳥居のある風景が戻り、うれしい」と話した。


2019年07月15日月曜日


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