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<いわて春夏秋冬>瀬戸内寂聴さんが植栽提案/天台寺のアジサイ(二戸市)

参道の石段に沿って植えられたアジサイ

 岩手県二戸市浄法寺町の古刹(こさつ)天台寺のアジサイは今が盛り。本堂に続く石段で、涼しげな花々が参拝者を出迎えていた。
 すっかり梅雨の時季の名物だが、その歴史は決して長くない。植栽を提案したのは第73世住職(1987〜2005年)の瀬戸内寂聴さん(97)だった。
 廃仏毀釈(きしゃく)や杉の大伐採で荒れ果てた境内を明るくしようと、京都から分けてもらった株を植えたのが始まりだという。30年で約4000株が咲き競うまでになった。
 「去年は見頃に訪れることができなかったが、今年はどうやら間に合ったようです」。参道を散策していた男性(72)が、一面のアジサイを見渡してため息をついた。


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2019年07月15日月曜日


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