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<参院選宮城>村井知事初のマイク 自公の現職候補を応援

現職候補の応援でマイクを握った村井知事=15日午後、仙台市泉区

 21日投開票の参院選で、村井嘉浩知事は15日、宮城選挙区(改選数1)で4選を期す自民党現職と比例代表で再選を狙う公明党現職の応援に入った。本人は「早くから来た依頼に応じただけ。あくまで中立だ」と強調するが、関係者は「県トップとしてバランスを取りながら、出身母体の自民など政権与党に義理立てした」とみる。
 「創造的復興には県選出の与党議員が必要だ」「公明候補の自称『選対本部長』村井です」
 3連休最終日の15日午後、仙台市の繁華街。声を張り上げ、聴衆を沸かせる村井知事の姿があった。
 今回の参院選で村井知事がマイクを握ったのは初めて。泉区の商業施設前で公明の街頭演説に参加したのを皮切りに、小泉進次郎自民党厚生労働部会長と街宣車の上で並ぶなど青葉区の3カ所で演説した。
 2016年の前回参院選では比例代表の公明議員の応援に駆け付けたものの、自民、旧民進の両候補とは「等距離」を強調。最終盤で自民陣営の強い要請を受けて5分間だけマイクを取ったが、本人は中立との立場を繰り返してきた。
 村井知事は16日の定例記者会見で「今回は現職の陣営からいち早く打診があり、辛うじて確保できた日程でマイクを握った」と説明。野党統一候補の立憲民主党新人の陣営からは15日に応援を要請され、日程を調整しているが「難しいかもしれない」(村井知事)。
 村井知事の動きの背景には、約82万票を獲得して4選した17年知事選があるとの見方がある。自民県連関係者は「『県民党』を掲げ、非自民からもかなりの票を得た。ニュートラルな立場を崩すわけにはいかないだろう」と推し量る。
 立民新人の陣営幹部は「依頼した際、電話口では非常に紳士的な対応をしてもらった。5分でいいからマイクを握ってもらえれば、大変励みになる。いい返事を待っている」と期待する。


2019年07月17日水曜日


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