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<参院選青森>選挙違反に各陣営ピリピリ イメージ悪化歯止め正念場

他県ではあまり見られない標語の看板の前を通り過ぎる選挙カー

 21日投開票の参院選青森選挙区(改選数1)で、候補者陣営や青森県選管が選挙違反に神経をとがらせている。4月の県議選や6月の三沢市長選で逮捕者が相次ぎ、かつて「津軽選挙」とやゆされた県内の選挙をほうふつさせるからだ。さらなるイメージ悪化を防ぐためにも参院選は正念場となる。

 再選を狙う自民党現職の滝沢求氏(60)の陣営幹部は「選挙活動のルールは当然自覚して、しっかり対応している。(県議選などで)逮捕者が出たことで気を引き締めなければならない」と強調する。
 だが、違反防止に取り組む姿勢は表立っては見られない。ある自民県議は「下手に声を上げると、(違反が自民陣営にあっただけに)相手の攻撃材料になってしまう」と明かす。
 4月の県議選では、三戸町議13人中9人が公選法違反(被買収など)容疑で逮捕や書類送検され、同法違反(買収)での自民県議の逮捕、起訴へとつながった。6月の三沢市長選でも、自民系候補の支援者が公選法違反(物品買収)の疑いで逮捕された。自民県連内では参院選中に事件を語ることが、ほぼタブーとなっている。
 一方、野党統一候補で立憲民主党の新人小田切達氏(61)=社民推薦=の陣営幹部は「金権選挙は昔のやり方で、時代にそぐわない」と一蹴し、今はクリーンな選挙を展開していることをアピールする。
 県内では津軽地方を中心に1950年代ごろから、選挙違反が目立ち始めた。現金買収にとどまらず、開票立会人が対立候補の投票用紙を飲み込むことすらあった。各選挙で不正が繰り返され「津軽選挙」と皮肉られた。
 県警の捜査関係者は「どの選挙も対応に変わりはない。いつも通り取り組む」と手を抜く考えはない。
 県選管の渋谷治事務局次長は「悪質な買収事件があったばかり。有権者や候補者、関係者には違反がないようくれぐれも注意してもらいたい」と話した。

【青森選挙区立候補者】
        (1―3)
小山日奈子53 諸新 
滝沢  求60 自現(1)
       (公推)
小田切 達61 立新 
       (社推)


2019年07月17日水曜日


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