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前部長、売上金1181万円横領 粉飾決算も 仙台食肉卸売市場子会社

 仙台市が出資する仙台中央食肉卸売市場の子会社、仙台ミートサービス(宮城野区)の前統括部長の70代男性が、売上金1181万円を横領していたことが17日、関係者への取材で分かった。前部長は横領とは別に約2400万円の支出を過少に計上する粉飾決算もしていた。同社は前部長が既に全額弁済したとして、刑事告訴しないという。
 親会社の食肉卸売市場によると、前部長は経理業務を担当していた2010〜17年にかけて計296回にわたり、豚肉などの売上金を横領した。販売先の精肉店などから現金で支払いを受けた際、現金を着服して領収書の控えを廃棄。仕訳伝票にも記載しなかった。
 15〜17年には、親会社から枝肉を仕入れた経費を実際より2404万円少なく仕訳伝票に記載し、虚偽の決算書を作成した。
 前部長は05年から高齢を理由に依願退職した17年10月まで、経理業務を1人で担当していた。18年4月、親会社が後任担当者に売掛金残高を照会し、粉飾決算が判明。詳しい調査を進めた結果、11月に横領が発覚した。
 前部長は親会社の聞き取りに対し、横領は「魔が差した」と話しているという。使い道は不明。粉飾決算は「実際よりも多く利益を確保したように見せたかった」と説明している。
 ミート社は再発防止策として、経理業務を3人体制に改めた。会計システムも変更し、会計事務所による巡回監査を毎月実施するようにした。
(この記事は「読者とともに 特別報道室」に寄せられた情報を基に取材しました)


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2019年07月18日木曜日


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