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<高校野球宮城>逆転サヨナラ 東北学院榴ヶ岡、初戦突破

東北学院榴ケ岡―岩ケ崎 10奪三振と好投し、完投した東北学院榴ケ岡の先発鴻巣

 高校野球宮城大会第5日は17日、仙台市民、石巻市民の両球場で2回戦6試合があり、東北学院榴ケ岡、仙台三などが3回戦に進んだ。第5シードの古川学園は初戦で敗れた。
 東北学院榴ケ岡は4−3で岩ケ崎に逆転サヨナラ勝ち。仙台三は中盤以降に得点を重ね、9−2で村田に八回コールド勝ちした。
 18日も両球場で2回戦6試合がある。

 ▽2回戦(石巻市民)
岩ケ崎
   010000110 =3
   001000102×=4
東北学院榴ケ岡

 【評】東北学院榴ケ岡が逆転サヨナラ勝ち。1点を追う九回無死三塁から山中の左翼線二塁打で追い付くと、なおも1死一、三塁として古内の右前打で試合を決めた。主戦鴻巣は3失点完投。岩ケ崎は3度のリードを守れなかった。

◎主戦鴻巣粘りの165球

 東北学院榴ケ岡は逆転サヨナラ勝ちで初戦を突破した。主戦左腕の鴻巣が165球の力投で打線の奮起を呼び込んだ。
 八回に本盗という思わぬ形で勝ち越された。無死二、三塁から2死までこぎ着けながらの失点。三走がスタートを切るのに気付いていたものの「手元が狂ってしまった」。直球が外角へ抜け生還を許した。
 気持ちが切れてもおかしくないところだが、九回は2死一、二塁のピンチを直球勝負で切り抜けている。「ゼロに抑えればうちにチャンスはある」。昨夏の宮城大会から1番を背負うプライドが腕を振り抜かせた。
 主戦の踏ん張りにバックが応えた。九回は先頭芳賀が右越えに運んで三塁まで進むと、山中が左翼線を抜いて同点に。1死後、古内の右前打で決着をつけた。
 「エースが踏ん張って勝てる雰囲気をつくってくれた。思いに応えることができてよかった」と山中。チームががっちりとかみ合って手にした1勝だ。(大谷佳祐)

<岩ケ崎・菅原泰、意表突く本盗>
 八回、岩ケ崎は菅原泰が本盗を決めて一度は勝ち越した。2ボール2ストライクからの5球目で迷わずスタート。「(モーションは)完全に盗んでいた」。投球が外角高めに抜けた隙を突いて頭から滑り込み3点目を挙げた。
 周到に用意されていた。相手投手の映像を繰り返し見て投球にかかる秒数や癖を分析。佐々木監督が腕組みし、それを見た三走が汗を拭うしぐさでバッターに伝えるという自然なサインで、気配を悟らせなかった。
 試合はサヨナラ負けだったが「全て出し切れた」と菅原泰。トレードマークの眼鏡の下に涙はなかった。


2019年07月18日木曜日


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