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復活のハス今年も元気 「もう一度名所に」角田・手代木沼

昨年に続き、囲いの中で開花したハス

 2009年にハスが壊滅し、地元の行政区長ら住民有志が再生活動に取り組む角田市高倉の手代木沼で、昨年に続いて今年もハスが咲いた。花の数は、10年ぶりの開花だった昨年の倍以上になりそう。最近増えているミドリガメの食害を防ごうと囲いの中で育てたのが今年も奏功した。住民は活動への手応えを深めている。

 再生活動は市と地元住民で進めている。囲いは広さ10平方メートルほどで、沼の南岸付近にある。この中で、7月中旬までに5輪以上が開花した。つぼみも合わせて20本ほどが育っている。
 囲いは4年前にベニヤ板で作った。昨年、増水時にミドリガメが侵入しないようにネットで囲んで壁を高くした。別の場所でレンコンから育てたハスの苗を移植したところ、10年ぶりに5輪ほどの花が咲いた。
 今年は苗を移植しなかったが、ハスが増え、囲いの外でも育っている。地下茎が伸びたとみられる。
 囲いは3月にもう一つ設け、苗7株を移植。いくつか花が咲き、つぼみも見られる。地元の西根3区行政区長堀米正利さん(64)は「ようやく活動が日の目を見た。このまま沼の沖まで広がってほしい」と願う。
 沼はかつて夏になるとハスが水面を覆い、淡いピンク色の花が咲く観光名所だった。ハス壊滅の原因は、ザリガニなどによる食害の可能性が指摘されている。堀米さんは「いつか囲いを撤去し、昔の光景を取り戻すのが目標。観光振興への力になりたい」と話している。


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2019年07月18日木曜日


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