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能舞って日本知って 仙台で外国人向け講座 留学生らに動作指導

真剣な表情で能の基本動作を学ぶ留学生たち

 仙台市で暮らす外国人に能の魅力を知ってもらおうと、市能楽振興協会が今年から留学生などを対象としたワークショップを開いている。市内では順調に訪日外国人旅行者が増加しており、将来的には旅行者にも日本の伝統文化を紹介したい考えだ。

 若林区卸町のせんだい演劇工房10−BOX別館「能−BOX」で7日にあった講座には、クロアチアやカナダ、米国などを母国とする留学生ら11人が参加した。せりふや歌に当たる「謡(うたい)」や、面や装束を着けずに舞う「仕舞(しまい)」について学んだ。
 金春流能楽師の本屋禎子さんは、能舞台ですり足や扇の動かし方など基本動作を指導。「簡単そうに見えても左右対称ではない動きだから、皆さんやりにくいと思う。日本文化はこうした非対称の動きに表れている」などと通訳を介しながら説明した。
 市能楽振興協会が外国人留学生らを対象にした講座を開くのは今年が初めてで、6月に続き2回目。11月29、30日にも開く。
 昨年、市内の外国人宿泊者数は20万人を突破した。喜多流謡曲教士で同協会の鈴木敏彦会長は「まずは市内に住む外国人に日本文化の素晴らしさを理解してもらいたい。軌道に乗れば、外国人旅行者を対象とした講座も開きたい」と話している。


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2019年07月18日木曜日


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