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<参院選東北>首相が東北2巡目 激戦の宮城、山形てこ入れ 危機感あらわ野党批判

支持を訴える安倍首相=17日午後、石巻市

 21日に投開票が迫る参院選で、自民党総裁の安倍晋三首相は17日、野党統一候補との競り合いが続く宮城、山形両選挙区の自民現職の応援に入った。首相の東北てこ入れは2巡目。全国で与党優勢が伝えられる中、東北の激戦区を転戦した首相は危機感をあらわにし、災害対応の実績や野党批判を繰り返した。
 安倍首相は同日昼、山形市役所前で街頭演説を実施。山形選挙区を「最大の激戦区」とあおり「相手候補の背中がようやく間近に見えてきた。あと4日間で逆転勝利に導こう」と声を張り上げた。
 新潟・山形地震が18日で発生から1カ月になることを念頭に、両県で導入した宿泊費補助制度に言及。働き掛けたのが山形選挙区の自民現職だと強調し「こういった大変な仕事をしっかり実行している」と持ち上げてみせた。
 遠藤利明元五輪相(衆院山形1区)もマイクを握り、15日深夜に甘利明党選挙対策委員長から電話で首相の山形入りを告げられたことを明かした。「総理が『何としても勝たせたい』と足を運んだのが山形だ」と声を張り上げ、約2000人の聴衆に訴えた。
 その後、宮城に入った首相は多賀城、大崎、石巻3市でマイクを取った。石巻市の大型商業施設前では約1000人の聴衆を前に「現段階で現職は2位。(改選数が1になった)宮城では1位にならないといけない。逆転まであと一歩だ」とまくし立てた。
 2011年の東日本大震災時、自民が野党として震災対応に当たったことを引き合いに「あの悔しさが原点だ」と強調。現職候補がみなし仮設住居を巡る法整備を実現させたとし「現場主義を貫いてきた。本当に努力し、復興を支えてきたのが現職だ」とアピールした。
 JR多賀城駅前での演説では野党共闘に言及。「できもしない約束を並べることは簡単だ」と批判。旧民主党政権を引き合いに「令和の時代に東京五輪・パラリンピックを控える中、あの時代に逆戻りするわけにはいかない」とボルテージを上げた。


2019年07月18日木曜日


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