宮城のニュース

<参院選宮城>法改正で自前映像持ち込み可に 政見放送、らしさ前面

 参院選(21日投開票)の政見放送は、公職選挙法の改正に伴い、政党公認・推薦の候補者に限り、これまでの放送局スタジオ収録に加え、自前で撮影した映像の放送が可能になった。宮城選挙区(改選数1)では自民現職の愛知治郎氏(50)、野党統一候補で立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)の両陣営が独自の映像を制作し、有権者に支持を訴える。

 愛知氏の映像のテーマは「愛する宮城のために 日本のために」。改元による新時代の幕開けを強調し、東日本大震災からの復興や憲法論議の推進、子育て・教育施策の充実を説く。
 撮影は6月上旬。晴天の日を狙って1日で撮り切った。早朝から仙台市、石巻市や女川町を回り、海辺や水田をバックに地域への思いを切々と訴えた。
 見どころはドローンを使った終盤の場面。漁港で「必ず皆さんの期待に応える」と宣言し、ガッツポーズをする愛知氏を捉えた後、徐々に青い海の全景を映し出す。愛知氏の若々しさと誠実さを表現したという。
 制作を担った仙台市泉区の会社社長桜井亮太郎さん(45)は愛知氏と旧知の仲。「小まめに意思疎通を図り、制作した。何事にも真面目に取り組む人柄が出る作品になった」と話す。
 石垣氏の政見放送はポスターやPR冊子でも使用する決めぜりふ「新しい人じゃ駄目ですか」の問い掛けからスタート。「しがらみや忖度(そんたく)と無縁」と新人らしさを前面に押し出す。
 立候補時の決意や持論の消費税撤廃を表明した際の思いを、ラジオ局で培った落ち着いた語り口で表現。ピアノの伴奏が流れる中、年金不安や震災復興などの課題を並べ、「壁を越えていく」と宣言する。
 撮影は6月下旬、スタッフ15人と5日間で実施。気仙沼、大崎両市などを行き来し、ドローンを使って海辺や田園を活写した。
 映像は夜の仙台駅周辺から始まり、石垣氏の笑顔でで締めくくる。陣営幹部は「テーマは『宮城の夜明け』。暗いムードが覆う社会を変え、笑って迎えたいとの思いを込めた。候補者の熱意を感じてほしい」と呼び掛ける。


2019年07月19日金曜日


先頭に戻る