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<せんだい進行形>エアアジア・ジャパン若菜社長に聞く 仙台−中部、年20万人見込む

[わかな・じぇにー・まゆこ]上智大卒。雑誌編集者、米COACHの国際広報宣伝上級部長などを経て2013年エアアジアグループのマレーシア本社経営戦略・広報担当部長。17年12月から現職。米ロサンゼルス出身。40歳。

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)の若菜ジェニー麻友子社長が河北新報社の取材に応じ、8月8日就航の仙台空港と中部空港を結ぶ定期便について「手軽に飛行機で旅ができる選択肢を増やすことで、マーケットを広げていきたい」と話した。
 −就航の狙いは。
 「仙台は東北の玄関口で、空港を拠点にいろいろな土地に旅してもらえる。2016年にも就航を検討したが、会社の体制を見直すため保留にしていた。仙台−中部線はLCCは就航しておらず、需要はかなりある。年間20万人以上の利用を見込んでいる」
 「手頃な価格の飛行機の旅という選択肢を増やすことで需要を喚起していく。1日2往復でスタートするが、利用状況に応じ増便も検討したい。日帰りなど、これまで想定していない旅が増えるといい」
 −主なターゲットは。
 「メーンはレジャー利用の個人旅行。ただ17年に就航した中部−新千歳線でビジネス需要もかなりあると分かった。仙台−中部線も出張に利用してもらえるのではないか。ホームページでの直接販売が中心だが、法人向けセールスにも力を入れ、上積みを図る」
 −東北は訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致が課題だ。
 「グループ全体でアジアを中心に140以上の都市に就航している。中部空港から入国する旅行者を仙台に運ぶなど、グループとしての相乗効果を生かして利便性増強を図る。東南アジアとの直行便の就航候補地を検討する中に仙台も当然入る。仙台−中部線を成功させて直行便を呼びたい」
 「タイやフィリピンでは乗客をバスなどで観光地へ送り届けるサービスを提供しており、仙台でも今後検討する。東北の魅力を発信し、マーケットを拡大するサイクルを構築したい」


2019年07月19日金曜日


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