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<参院選山形>元衆院議員奔走 近藤・阿部両氏が野党統一候補応援

芳賀候補の演説会で有権者と握手する近藤氏
演説会で野党統一候補の芳賀候補への支援を訴える阿部氏

 2017年衆院選で落選した近藤洋介元衆院議員と阿部寿一元衆院議員が、21日投開票の参院選山形選挙区(改選数1)で、野党統一候補の応援に力を入れている。2人は旧民進党と希望の党の合流に伴い、希望公認で立候補し、涙をのんだ。山形県内での非自民勢力の低迷につながっただけに、責任を問う声は消えていない。政治生命が懸かる2人の戦いにも注目が集まる。

 近藤氏は野党統一候補の無所属新人、芳賀道也候補の選対で副本部長を務める。地盤の衆院山形2区を中心に選挙カーに乗り込んで連日、街頭で応援演説を重ね、有権者に積極的に手を差し出す。阿部氏も酒田市など山形3区での演説会に登壇しては「古里の思いを届けられるのは芳賀さんしかいない」と声を張り上げる。
 2人は17年衆院選で、希望代表だった小池百合子東京都知事が憲法9条改正と安保法制の容認を主張する中、希望公認で立候補。支持者や共闘を進めた各党に不信感が広がった上、小池代表の「排除」発言で党勢は急失速し、比例復活もかなわず落選した。
 芳賀候補の選対内には「それぞれ後援会も動かしてもらい、助かっている」と歓迎する声がある半面、「希望から出馬したことへのしこりは今も残っている。2人が前に出ることがどう影響するか」と不安を口にする関係者も少なくない。
 自民党現職の大沼瑞穂候補の陣営も当然、批判材料として見逃さない。山形市で17日にあった街頭演説で、佐藤孝弘市長は「前回の国政選挙を覚えていますか。希望の党ってありましたよね。選挙の時だけ集まる野党共闘では、国政を託すことはできない」と切り捨てた。
 芳賀候補の選対幹部は「(2人とも)次の選挙を意識して汗を流してくれているのだろう。人のために頑張る姿を見せることで、過去を清算しようとしているようにも見える」と話す。


2019年07月19日金曜日


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