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南相馬と東京結ぶ新路線 高速バス出発式

東京行きの新たな高速バス路線の出発を祝う関係者

 福島県南相馬市と東京を結ぶ新たな高速バス路線の出発式が18日、同市原町区のJR原ノ町駅前であった。福島県富岡町経由で常磐自動車道を利用。東京電力福島第1原発事故に伴い、JR常磐線の一部が今なお不通の被災地の利便性を高める。
 東北アクセス(同市)の新路線は平日1日1往復、週末2往復。市内3カ所から常磐富岡インター入り口を経由し、東京駅八重洲口鍛冶橋バス駐車場間を運行する。料金は南相馬−東京間で3500〜5000円。最短4時間45分で結ぶ。
 ドレッサールーム付きのバス2台を導入。緊急時の停車ボタンを備える。車体には夏の伝統行事「相馬野馬追」をラッピングした。
 出発式で門馬和夫市長は「(津波被災地に整備が進む)福島ロボットテストフィールド利用者らの交通の選択肢が増え、交流に弾みがつく」と祝った。
 午前6時15分発の第1便には経由地の富岡を含め約15人が乗車した。利用者の一人は「これまでは鉄路でいったん仙台まで北上してから、新幹線で都内に向かっていた。直行バスは便利」と話した。
 東北アクセスの遠藤竜太郎代表は「5年がかりで路線を実現した。復興事業の関係者にも利用してもらえる」と語る。常磐線不通区間の富岡−浪江間が来春までに開通するが「価格に加え南相馬バスターミナルへのパーク・アンド・ライドで差別化できる」と話した。
 相馬地方−東京間の高速バスは、桜交通(白河市)が相馬市発南相馬市経由で1日2往復運行している。


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2019年07月19日金曜日


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