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<参院選東北>比例候補、名前売り込みに奔走

 21日に投開票が迫った参院選で、比例代表に立候補している東北ゆかりの候補者が各地で支持拡大に奔走している。福祉や安全保障、経済、震災復興など得意分野の政策課題を訴えながら、自身の名前の売り込みに懸命だ。
 「幼児教育無償化で浮いたお金が消費に回れば、経済の好循環を生み出せる」。自民党現職和田政宗氏(44)は11日、仙台市青葉区の繁華街で訴えた。
 隣に並んだのは関係が深いとされる菅義偉官房長官。改選数が2だった宮城選挙区で2013年、和田氏が旧みんなの党公認で議席を得たことを踏まえ「野党ではできなかった政策が与党だと実現できる。ぜひ支えてほしい」とアピールした。
 外務副大臣の自民現職佐藤正久氏(58)=福島市出身=は3選を目指す。「ヒゲの隊長」として知名度は高く、13年は全国10位の32万票を獲得。全国の自衛隊駐屯地前などで防衛問題や憲法改正を訴える。
 17日はJR福島駅前で街頭演説。元徴用工や従軍慰安婦問題での韓国側の対応を批判し「自民が負けたら、日本は韓国に強く臨めなくなる」と力を込めた。
 再選を期す公明党現職若松謙維氏(63)=福島県石川町出身=は北海道・東北ブロックの重点候補。18日には山口那津男代表と青葉区で街頭に立った。復興副大臣の経験を踏まえ「復興庁の後継組織が必要だ。勝たせてください」と絶叫した。
 国民民主党を5月に離党して立憲民主党にくら替えした新人中村起子氏(54)=盛岡市出身=は9日、JR盛岡駅前で福山哲郎幹事長と街頭演説。「年金制度の改悪を阻止しなければ若い人は将来に希望を持てない。皆さんの声を代弁させてほしい」と呼び掛けた。
 共産党新人の舩山由美氏(51)=宮城県丸森町出身=は、宮城選挙区(改選数1)の野党候補一本化に伴い比例に回った。泉区で14日に開いた個人演説会では憲法改正や消費税増税を批判。「比例で着実に票を上積みし、安倍政権の暴走を止めよう」と支持を呼び掛けた。
 共産新人の藤本友里氏(40)=大館市出身=は地元の秋田に加え山形や岩手、青森など東北各県で活動を展開。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入反対などを軸に支持を訴える。
 理学療法士の経験を生かし、医療団体に浸透を図りながら再選を期すのは日本維新の会現職山口和之氏(63)=福島市出身=。序盤に郡山市で行った街頭活動では「一人も取り残さない健康、医療、介護社会を実現する」と力説した。


2019年07月19日金曜日


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