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<参院選宮城>与野党の顔、仙台で激突 大票田狙い熾烈な攻防

 最終盤を迎えた参院選(21日投開票)で、与野党が19日、接戦が続く宮城選挙区(改選数1)で熾烈(しれつ)な攻防を繰り広げた。自民党は安倍晋三政権の要、立憲民主党は党の顔を大票田・仙台市に送り込み、激しい集票合戦を展開。1議席を巡って火花を散らした。

 「あと1日半なんです。皆さんの声を形にするため、私に思いを託してほしい」。自民現職愛知治郎氏(50)は党街宣車の上で、大粒の汗を流しながら長身を直角に折り曲げた。
 3度目の仙台入りとなる菅義偉官房長官が愛知氏の手を取りながら実績を訴える。「財務・復興副大臣として東日本大震災に対応したのは彼だ。勝たせてほしい。宮城のための選択だ」。声に緊迫感がにじんだ。
 2人は中心商店街を練り歩き、買い物客らに支持を呼び掛けた。土井亨衆院議員(宮城1区)と中野正志参院議員(比例)が「愛知をよろしく」と大声でアピールする。党を挙げての総力戦を印象付けた。
 相沢光哉選対本部長は「とにかく選挙戦の肝は仙台だ。徹底した組織戦で郡部をしっかり固め、アドバンテージを削られないようにする」と強調した。
 「日本の未来を占う選挙だ。責任を感じる。期待に応えたい」。愛知氏が街頭に立つ2時間前、立民新人石垣のり子氏(44)は聴衆に訴え掛けた。
 青いたすきを掛けた石垣氏。持論の消費税撤廃は相手陣営から「夢物語だ」と批判を受ける。「たとえ夢だとしても議論することが否定されるものではない」と力を込めた。
 枝野幸男党代表はビールケースの上に立つと「あなたの声に向き合っていない政治を安定させていいのか」と拳を振り上げた。「(世襲で)60年続く政治家に、出馬から60日の新人が勝つ。新しい政治の一歩を仙台から踏み出そう」と声を張った。
 党県連顧問の安住淳衆院議員(宮城5区)は「反骨精神と草の根選挙でここまで来た。最後は仙台の無党派の皆さんが勝負を決める」とボルテージを上げた。


2019年07月20日土曜日


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