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18年、宮城の観光客最多6414万人 石巻圏は震災前上回る

 宮城県は19日、2018年に県内を訪れた観光客が前年比185万人(3.0%)増の6414万人(速報値)だったと発表した。記録が残る1967年以降で最多。東日本大震災で被災した石巻圏域が初めて震災前を上回った。
 県内の観光客数の推移はグラフの通り。通年型観光キャンペーンなどが功を奏し、前年に続いて震災前の水準を上回った。県内7圏域のうち5圏域が前年に比べて増加した。
 石巻は460万人で、前年比28.6%の大幅増。東松島市に昨年10月開設された韓国版トレッキングコース「宮城オルレ」などの利用効果とみられる。気仙沼も2.7%増の295万人となり、10年比で81%まで回復した。
 仙台は3596万人(前年比1.7%増)、登米は324万人(8.8%増)、栗原は195万人(4.1%増)で前年を上回った。大崎は931万人(1.4%減)、仙南は613万人(1.1%減)だった。
 一方、宿泊者数は前年比12万人(1.3%)減の941万人にとどまった。仙台が707万人で0.9%増となったほかは、6圏域で前年割れとなった。
 中でも仙南は61万人で12.1%の大幅減。蔵王山(蔵王連峰)で1月末から1カ月余り、噴火警報が発表され、宿泊予約のキャンセルが相次いだためという。
 県観光課の担当者は「観光客が宿泊し、滞在してもらう体制づくりがさらに必要だ。広域観光の取り組みを強化する」と説明する。


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2019年07月20日土曜日


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