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<ベガルタ>関、正GK争い「歓迎」 2ヵ月ぶりに実戦復帰

山形との練習試合で約2カ月ぶりに実戦から復帰し、仲間にボールを供給する関

 下顎骨折で戦線を離脱していたJ1仙台のGK関憲太郎(33)が14日、石巻市で行われたJ2山形との練習試合(35分×2回)で約2カ月ぶりに実戦復帰を果たした。全治3カ月の診断より速いピッチでの復調。正GKだったシュミットの欧州移籍などで陣容が変わるGK陣の競争を勝ち抜く決意を新たにしている。
 山形戦は2回目の21分に途中出場。久々のユニホーム姿でピッチに立つと、スタンドのサポーターらに大きな拍手で迎えられた。「いろんな人の支えがあってこの日を迎えられ、感極まるものがあった」。それ以上の高まる感情は「公式戦にとっておく」とグッとこらえ、試合に集中した。
 顎には患部を保護するプロテクターを巻いていたが、プレーは負傷前と同様に果敢。至近距離のシュートを体を張って止め、ゴール前に進入する相手との交錯も恐れずボールに飛びついた。「はたから見たらゾッとするプレーだが、自分がピッチに立てば何も感じていない。それが自分の強み」と意に介さない。
 5月8日のYBCルヴァン・カップのFC東京戦で相手と激しく衝突。すぐに手術が必要なほどの重傷だった。長いリハビリを「自分に与えられた宿命」と腹をくくって打ち込んだ。トレーナーの尽力に加え、離脱中の試合でサポーターがスタンドで復帰を願うボードを掲げてくれたのが力になった。「早く復帰し、チームのためになりたい思いが強かった」と感謝する。
 本格復帰を前に、共に高め合ったシュミットがベルギー1部シントトロイデンに移籍。代わってポーランド代表経験のあるヤクブスウォビィクが加わった。新たな正GK争いを「刺激しかない。レベルアップするため、自分の中で変化が起きている」と歓迎。今季のリーグ戦初出場を目指し、急ピッチでけがを克服した自信を力に変える。(原口靖志)


2019年07月20日土曜日


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