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早取りサンマ鮮度まずまず 今期終了、大船渡の水揚げは計43トン

公海操業によるサンマの今期最後の水揚げ作業=19日、大船渡市

 サンマ漁の通年操業が可能となって初めて実施した北太平洋公海上での今期の操業は20日、北海道への水揚げで終了となる。大船渡市魚市場には期間中、計約43トンが水揚げされた。
 大船渡には地元の水産会社「鎌田水産」のサンマ船が計7回水揚げし、平均浜値は1キロ当たり417円だった。市魚市場の千葉隆美社長は「脂の乗りはいまひとつでも、漁場が遠い割に鮮度はまずまずだった」と話す。
 市内のスーパーは旬の「初物」と区別し、「早取りサンマ」と称して販売。仕入れ担当者は「あらゆる魚種が少ない中、サンマの水揚げがあって助かった」と胸をなで下ろした。
 一方で買い受け人は「物珍しさで買われたのは最初だけ。旬のサンマこそ、大船渡のブランドとして大事にしたい」と語る。
 不漁対策やサンマ漁存続のための公海操業は5月に始まった。漁獲量は試験操業だった前年を下回った。
 鎌田水産の鎌田仁社長は「鮮度が良ければ消費者に受け入れられると感じたが、現状では採算が合わない」と話した。


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2019年07月20日土曜日


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