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<参院選東北>投票率、激戦区でアップ期待 前回割れの懸念も

 21日投開票の参院選で、東北6選挙区の各陣営が投票率の行方に注目している。野党統一候補の善戦が伝えられる選挙区を中心に、2016年の前回並みか上回ると予想。出足が鈍い期日前投票の状況から、前回割れを懸念する見方もある。投票率が低迷する若年層、無党派層の投票行動が選挙結果の鍵を握る。

●青森選挙区 
 自民現職滝沢求氏、野党統一候補で立憲民主新人小田切達氏の両陣営は、ともに前回を下回るとみる。
 滝沢氏陣営は「期日前投票が低調だ。有権者の関心は高まっていない」と指摘し、40%台半ばを予想。小田切氏陣営も「盛り上がりに欠けている」と話し、「50%前後になる」との見方を示す。

●岩手選挙区 
 無所属新人横沢高徳氏の陣営は前回並みの57%台と予想。「全国的には下がるだろうが、激戦区の岩手ではそうならない。街頭演説の反応もいい」と言う。
 自民現職平野達男氏の陣営は「期日前投票が低調」として55〜57%とした。「若者の関心が低く、盛岡など都市部で盛り上がりに欠ける」と分析する。

●宮城選挙区 
 自民現職愛知治郎氏の陣営は前回を上回る53〜55%、立民新人石垣のり子氏の陣営は55%と予測する。両陣営とも改選数が2から1に減ることで注目が集まると見込んでいる。
 担当者は「与野党対決で対立軸が明確」(愛知氏陣営)、「政権運営の是非に関し有権者の関心が高い」(石垣氏陣営)とみる。

●秋田選挙区 
 自民現職中泉松司氏の陣営は50%台の前半に落ち着くと予測。「県全体で関心が高まっているとは言えない。若者の投票率も下がるのではないか」とみる。
 無所属新人の寺田静氏の陣営は50%ほどとの見方を示す。「高齢化が進めば投票にも行きづらくなる。(前回の)60%は下回るだろう」と予想する。

●山形選挙区 
 自民現職大沼瑞穂氏の陣営は期待も込めて70%。「現職がいなかった前回と比べ、今回は知名度のある候補2人の事実上の一騎打ちで関心が高い」とみる。
 無所属新人芳賀道也氏の陣営は選対発足時から65%を目標としてきた。「激戦区となり、これまで政治を諦めていた層も動くのではないか」と話す。

●福島選挙区 
 自民現職森雅子氏の陣営は50%程度を見込む。「有権者の関心はいまひとつ高まらない」といい、投票者の約6割の48万票を目指し組織固めを徹底する。
 無所属新人水野さち子氏の陣営も前回は下回るとみる。無党派層の支持に期待し「52〜53%では厳しい。55%まで達すれば勝機がある」と分析する。


2019年07月20日土曜日


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