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東北大・お茶の水女子大が協定 理系教員ら相互派遣

連携協定を結んだ大野総長(左)と室伏学長=19日、東京・丸の内

 東北大とお茶の水女子大は19日、性別や国籍などにかかわらず多様性を認めるダイバーシティーの推進や理系分野の研究力強化で協力を進める包括連携協定を結んだ。
 東京・丸の内の東北大東京分室で締結式があり、東北大の大野英男総長とお茶の水女子大の室伏きみ子学長が協定書に署名した。
 連携の第1弾として、秋ごろに東北大は工学・情報科学分野の教員3人をお茶の水女子大の理学部や生活科学部に派遣。お茶の水女子大はダイバーシティーを尊重して研究する進化生物学、建築学、心理学の教員3人を東北大に送る。
 大野総長は女性教員の割合について、約50%のお茶の水女子大に対し東北大は約14%にとどまることを指摘。「学内のジェンダーバランスを整えなければ、研究を発展させることはできないとの危機感があった。両大学が互いに強みを生かし、社会に一層貢献したい」と語った。
 室伏学長は「AI(人工知能)などの領域で実績のある東北大と連携でき、大変喜ばしい」と述べた。
 日本の女性科学者の草分けとされる黒田チカ(1884〜1968年)の母校が両大学で、協定の縁となった。佐賀県出身の黒田は、お茶の水女子大の前身に当たる女子高等師範学校を卒業後、1913年に日本初の女子学生として東北帝大(現東北大)に入学した。
 協定期間は2022年3月末。その後は1年ごとに更新する。


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2019年07月20日土曜日


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