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<参院選宮城>愛知氏痛恨 3代続いた議席失う

落選が決まり、支持者に頭を下げる愛知さん(右)=22日午前0時40分ごろ、仙台市青葉区の事務所

 21日投開票された参院選は、全国的に与党が堅調さを見せる中、東北6選挙区(改選数各1)で自民党は2勝4敗に終わり、現職候補の多くが急ごしらえの野党統一候補の前に苦杯をなめた。党幹部らを投入した徹底的な組織戦は不発。吉報を受け取った選挙区は青森と福島にとどまり、岩手、宮城ではそれぞれ4選を阻まれた。

 3期18年の自民党現職が準備期間3カ月足らずの新人に屈した。党本部と地方組織を挙げての総力戦は不発に終わった。
 宮城選挙区で4選を逃した愛知治郎さん(50)は「不徳の致すところ。結果を出すことができず申し訳ない」と、仙台市青葉区の事務所で頭を下げた。
 祖父で元蔵相の故揆一氏、父で元防衛庁長官の和男氏と共に60年余りほぼ途切れることなく守り続けてきた「愛知家の議席」が消えた。自民は2016年参院選に続く敗戦で選挙区議席を失った。
 祖父、父から受け継いだ頼りの後援会組織は高齢化が進んでいた。動きの鈍い陣営内に党県連が入っても「古参の会員が船頭となっていたため、序盤は組織が一枚岩になれなかった」(党関係者)。
 見かねた党本部は幹部級を次々に投入。安倍晋三首相が2度、菅義偉官房長官は3度応援に入った。終盤になって持ち前の組織力が発揮されたが、議席には届かなかった。2だった改選数が減り、1議席を巡る初めての戦いだった。「本当なら横綱相撲で勝つべき選挙だった。総括が必要だ」と自民県議。愛知さんと党にとって痛恨の結果となった。


2019年07月22日月曜日


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