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<米沢工高>米織とIoT融合 来月東京で展示「実用化目指しPR」

自分たちが手掛けた試作品を掲げるプロジェクトメンバーの生徒、教員ら
試作品のアルバムに使用された織物によるQRコード

 米沢工高(山形県米沢市)の生徒たちが、独自のアイデアで地場産業の米織とIoT(モノのインターネット)技術を融合させたものづくりに取り組み、ユニークな機能を持たせた織物の試作品3点を完成させた。人が近づくと映像が映し出されたり、遠隔操作で小さなLEDが発光したりするのが特徴。8月3、4の両日、東京ビッグサイトで開かれる展示会「Maker Faire Tokyo 2019」に初めて出展する。
 同高専攻科(高校卒業後2年課程)の学生4人と機械生産類学科の生徒3人が昨年度から取り組む「ORINASU(オリナス)プロジェクト」の一環。上杉鷹山の名言「なせば成る」にちなみ、織物を題材にアイデアを考え「事を成し遂げる」という思いを込めた。
 完成した試作品はポスター、スカート、アルバム(A4判)の3点。このうちポスターは縦49センチ、横77センチの一枚布で人感センサーとディスプレーを埋め込んだ。人が布の前を通ると、センサーが作動し、ディスプレーに記憶されている映像が映し出される。
 スカートは小さなLED照明をちりばめた布で作られており、スマートフォンによる遠隔操作でLEDを点滅させる。アルバムはQRコード(縦横10センチ)を織り込んだA4判で、インターネット上の写真ファイルに誘導する。
 メンバーによると、ポスターは結婚式のウエルカムボードなどに、スカートで活用した技術はビニールハウスの散水作業や空調の遠隔操作にそれぞれ応用できるという。
 機械生産類生産デザインコース3年の我妻花音(かおん)さん(17)は「自分たちのアイデアが形になった。展示会で広くPRし、実用化できたらうれしい」と話している。


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2019年07月21日日曜日


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