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<参院選宮城>若林区開票遅れ 全国ワースト 仙台市選管またミス続出

段ボールにしまった投票用紙を取り出し、得票数の確認作業を進める若林区選管職員=22日午前6時ごろ、仙台市若林体育館

 21日投開票の参院選宮城選挙区(改選数1)で、仙台市若林区選管の開票終了が5時間半以上遅れ、22日午前7時前となった。投票所での集計ミスが原因で、宮城県選管によると、宮城選挙区の選管最終は午前7時19分、比例代表は同7時20分で、全国45選挙区で最も遅く結果が確定した。ミスや不手際は宮城野、泉両区でも発生した。市選管は2014年以降の全選挙でミスをしており、今回は「背水の陣」で臨んでいた。
 若林区選管によると、集計ミスは2カ所の投票所であった。1カ所は有権者が投票用紙を投票せず置いていった「置き去り票」に関し、本来は投票者数にカウントするが、誤って1人分減らしてしまったという。
 もう1カ所は、今回初めて導入した投票用紙の自動交付機が故障し、一時的に手渡しした投票所で投票者数を足し合わせる際、1人分少なく数え間違えた。
 開票作業で投票者数と投票総数が一致せず、ミスに気付いた。区選管は当初、開票終了を午前1時半ごろと見込んでいたが、県選管に結果の確定を報告したのは午前5時5分だった。
 事態はそれで収拾しなかった。立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)、自民党現職の愛知治郎氏(50)の2候補の得票数に誤りが発覚した。石垣氏を222票多く、愛知氏を222票少なく集計していたという。
 開票所の若林体育館では、確定得票数がアナウンスされた後も大勢の職員が得票台を取り囲み、いったん段ボールに入れた投票用紙を並べ直し、確認作業が続いた。得票数が訂正されたのは午前6時34分だった。
 区選管の大友敏選挙課長は「得票数を集計するシートへの記載を間違えた」と説明。市選管は22日午後に記者会見し、詳しい経緯や原因を明らかにする。
 宮城野、泉両区では投票者数と投票総数の不一致もあった。宮城野区は投票総数が1票少なく、泉区は5票少なく、いずれも不明票とした。泉区では職員が一時、開票台の下を探すなどしたが見つからなかった。
 泉区では比例代表の開票結果を県選管に送信できないトラブルも発生。開票作業は午前4時半ごろ終わっていたが、確定得票数の発表は約2時間半後の午前7時ごろと大幅に遅れた。


2019年07月22日月曜日


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