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<高校野球宮城>仙台三サヨナラ 我慢を重ね16強

仙台三―佐沼 9回裏仙台三1死一、三塁、桜田大の右犠飛でサヨナラのホームを踏み、飛び上がって喜ぶ仙台三の神部(左)

 高校野球宮城大会第8日は21日、仙台市民、石巻市民、鹿島台中央野球場の3球場で3回戦8試合があり、仙台三、古川、仙台南、東北学院榴ケ岡、松島、仙台、東北生活文化大高、気仙沼向洋が勝ち、16強が出そろった。
 22日は仙台市民、石巻市民両球場で4回戦4試合がある。

 ▽3回戦(仙台市民)
佐 沼000101000 =2
仙台三000011001x=3

 【評】仙台三がサヨナラ勝ち。九回1死一、三塁、桜田大の右飛で三走神部が生還し試合を決めた。14安打を放ちながら決め手を欠いたが、阿部の好投で勝機を呼び寄せた。佐沼は九回1死二塁の勝ち越し機をものにしたかった。

◎仙台三、我慢を重ね16強

 我慢に我慢を重ねてつかんだ1勝だ。仙台三は九回サヨナラで4回戦進出を決めた。
 佐沼の2番手後藤の攻略に手を焼いた。右横手から繰り出される球種は基本的に二つ。直球は100キロほどで、スライダーは「たぶん80キロくらい」(後藤)。制球も適度に荒れているので的が絞りにくい。強打線が幻惑された。
 六回こそ新妻が力で左前に運び同点としたが、七回は2死一、三塁から好打者桜田大が力なく打ち上げて勝ち越し機を逸する。八回も2死からの好機で伊藤が二飛に倒れた。
 仙台三の佐藤監督は狙い球を打者に任せていた。「打たされることだけはないようにと注意したが、得点圏になるとどうしても力が入ってしまった」。八回まで毎回の16残塁では、2年連続4強の古豪もさすがに焦りの色が見え始めていた。
 それでも下位からの九回に神部と貝塚の安打で一、三塁とし、ようやく後藤をマウンドから降ろしたところが地力のなせる技か。「やっと芯で捉えられました」。殊勲の桜田大がそう振り返った右犠飛は、久々に球場に響いた快音だった。(安住健郎)


2019年07月22日月曜日


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