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最新がん治療の理解深めて 山形大病院長ら解説 仙台で講座

重粒子線治療の特徴を話す根本病院長

 がん治療について理解を深めてもらう市民講座「がんのこれからを知る」が21日、仙台市青葉区の仙台国際センターであった。山形大医学部が来年8月に開始予定の重粒子線治療をはじめとした最新の治療について、山形大、東北大の教授らが解説した。
 山形大医学部先端医療国際交流推進協議会が主催。鼻、舌、喉のがんの治療や子宮頸(けい)がんワクチンなどの講演もあり、市民ら約300人が熱心に耳を傾けた。
 山形大病院の根本建二病院長は(1)副作用が少ない(2)従来の放射線治療が効かないがんに効果がある(3)治療期間が短い−といった重粒子線治療の特徴を説明。「臓器の機能を残すことができて体への負担が軽く、高齢化社会に向いている治療法だ。東北地方の他の病院と積極的に連携し、東北の医療資源として有効に使ってほしい」と話した。
 東北大病院血液免疫科の福原規子講師は「新しい抗がん薬治療」をテーマに講演し「がん細胞内の特定の分子を狙い撃ちする分子標的治療薬は、画期的な薬がいくつも登場している。ターゲットによっては特殊な副作用が出ることを認識して上手にコントロールすることが必要だ」と述べた。


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2019年07月22日月曜日


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