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<参院選山形>芳賀さん現職退ける 大沼さん「申し訳ない」

初当選を決め、ガッツポーズをする芳賀さん=21日午後10時20分ごろ、山形市の事務所
支援者に力不足をわびる大沼さん(中央)=21日午後10時30分ごろ、山形市の事務所

 山形選挙区は、野党統一候補で無所属新人の芳賀道也さん(61)が初当選を果たした。当選が確実になると、山形市の事務所で喜びを爆発させ、支援者らと次々に握手を交わして「支えてくれた皆さんのおかげです」と頭を下げた。
 選挙戦では、地元出身を強くアピール。アナウンサー時代の人気は健在で、名前を連呼する選挙カーが街を通ると、握手を求め、多くの支援者が集まった。
 農村部では、2016年の参院選で環太平洋連携協定(TPP)反対を掲げて返り咲いた選対本部長の舟山康江参院議員(非改選)と二人三脚で支持を呼び掛けた。戸別所得補償制度の復活・拡充に加え、「中山間地域でも収入を確保することが国土を守ることにつながる」と訴えた。
 政党色を抑え、草の根戦術に徹することで無党派層に急速に浸透した。演説会の締めくくりには、かつて担当したテレビ番組の決めぜりふで一体感を演出するなどし、これまで無関心だった層の票の掘り起こしにも成功した。
 自民党現職の大沼瑞穂さん(40)は厚い組織に支えられ、若さと厚生労働政務官としての実績を掲げて戦った。連日、党幹部らの来援を受け、「県民の声を国に届けられるのは私しかいない」と強調したが、有権者の期待感は高まらなかった。
 山形市の事務所で「私の力不足に尽きる」と語った大沼さん。「支援に応えられず大変申し訳ない」と頭を下げた。


2019年07月22日月曜日


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