福島のニュース

<参院選福島>森さん「復興進める」 水野さん涙「私の不徳」

3選を果たし、支持者と握手を交わす森さん(右)=21日午後8時ごろ、福島市の事務所
落選が決まり、支持者に頭を下げる水野さん=21日午後8時30分ごろ、福島市の事務所

 福島選挙区では自民党現職の森雅子さん(54)が3選を果たし、福島市の事務所で大勢の支持者と喜びを分かち合った。「福島の復興を前に進める」と抱負を語った。
 再選された6年前はアベノミクスの追い風もあって圧勝したが、今回は公示直前になっても盛り上がりに欠けた。陣営では一時、野党統一候補に迫られているとの情勢分析もあった。
 手厚い党本部の応援が支えになった。安倍晋三首相は第一声を福島市で行い、小泉進次郎衆院議員も2度福島入り。序盤で先行が伝えられると、陣営は上滑りを警戒して引き締めに躍起になった。
 選挙戦では、原発事故と震災からの復興の前進を掲げて「復興庁の後継組織は政権与党でつくる」と強調。予算を握る国とのパイプ役の必要性を訴えて野党共闘の攻勢をかわした。
 「駄目だったか…」。野党統一候補で無所属新人の水野さち子さん(57)の福島市の事務所は、落選の知らせを受けると重苦しい空気が漂った。水野さんは「私の不徳の致すところ」と頭を下げた。
 2期8年務めた県議を辞して挑んだ国政選挙。知名度不足は深刻で、選挙戦中盤に地元の会津若松市で開いた個人演説会さえ1200席の会場に空席が目立った。「少ないな」と陣営幹部は表情をゆがめた。
 陣営は2016年参院選、17年衆院選福島1区を勝利に導いた野党共闘態勢の構築で3連勝を狙ったが、かなわなかった。


2019年07月22日月曜日


先頭に戻る