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仙台市選管の投開票作業ミス 不名誉記録また更新 14年以降全選挙止まらず

記者会見で集計ミスや開票遅れを陳謝する若林区選管の担当者=22日午後1時、仙台市役所

 ミスの連鎖に終止符は打たれなかった。21日投開票の参院選宮城選挙区で、仙台市選管はまたも投開票事務で不手際を重ねた。若林区では候補者の得票数を222票ずつ間違えて確定させた。2014年以降、全選挙でミスをしている市選管。今回の参院選で長年の汚名を返上するはずだった。不名誉な連続記録を更新してしまい、関係者に衝撃が広がっている。

 「本当に申し訳なく、痛恨の極みだ」。22日午後、市役所で記者会見した若林区選管の担当者は、全国で最も遅い選挙結果の確定を平謝りするしかなかった。
 若林区は開票結果の確定が約3時間半遅れた。2カ所の投票所で、投票せずに用紙を置いて帰った有権者を投票者から省いたり、投票者を数え間違えたりした。
 結果の確定後は、立憲民主党新人と自民党現職の得票数に誤りが判明。投票用紙を再点検し、正しい得票数に訂正したため、開票終了はさらに約2時間遅れ、22日午前7時前となった。
 ミスを避ける機会は複数あったという。開票所に投票箱が到着後、区選管は投票者数の集計結果と投票用紙の余りの数を足し、投票所への送付枚数と一致するかどうか点検するが、今回は見抜けなかったという。
 得票数の誤りは、審査係の職員が集計表に書き込む際、2候補の記入欄を間違えたことが原因だが、2人一組で行う作業でチェック役の職員まで見逃した。
 市選管は過去5年間、選挙のたびにミスを反省し、改善策などを講じてきているが、今回もその教訓が生かされることはなかった。
 区選管の高橋治事務局長は「今回はすごく単純なミスばかりだ。これまで再発防止に取り組んできただけに、かなりショックを受けている」とうなだれた。
 宮城野、泉両区では開票トラブルが相次いだ。宮城野区は投票者数より投票総数が1票少なく、不明票とした。泉区でも5票少なく職員が一時、開票台の下を探すなどした。2票は在外投票資格がなく不受理とした票で、3票は投票用紙を持ち帰ったと判断した。
 泉区では比例代表の開票結果を県選管に送信できないトラブルも発生。開票作業は午前4時半ごろ終わっていたが、確定得票数の発表は約2時間半後の午前7時ごろと大幅に遅れた。


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2019年07月23日火曜日


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