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<高校野球宮城>東北、継投で逃げ切る 4番手紫葉が強気の攻め

仙台商−東北 9回表に4番手として登板し、最後の打者を左飛に仕留め喜ぶ東北の紫葉。右は一塁手西田

 【評】東北が逃げ切った。三回に敵失と西田の適時打で計2点を先取すると、四、七回にも追加点を挙げた。仙台商は九回、東北投手陣の乱調に乗じて2点差まで迫ったが届かなかった。

 ▽4回戦(仙台市民)
仙台商000000102=3
東 北00210020×=5

 東北は右腕紫葉(しば)が窮地を救った。
 4点リードで迎えた九回、投手陣が突然崩れた。三つの四球で満塁にすると、暴投で1点、内野ゴロの間に2点目を献上。あっという間に2点差まで迫られる。続く千葉は死球。2死一、三塁で打席には4番赤間。長打が出れば同点のピンチだった。
 富沢監督は紫葉を4番手としてマウンドに送る。「コントロールがいい。四球はない」。2投手が1イニングで4人も歩かせていただけに、選択肢は限られていた。背番号19にチームの運命が委ねられた。
 「逃げちゃいけない。攻めよう」。168センチの右腕は強気だった。初球、外角ボール球のスライダーを見せておいて、2、3球目は内角の直球で追い込む。最後も胸元の真っすぐを詰まらせて左飛に。猛追を振り切った。
 「変化球を見せながら直球で決めるのは得意な形」。そう胸を張った紫葉を、富沢監督は「最後にいてくれて良かった」。ほっとした表情でたたえていた。
 昨年は4番を務めた杉沢(現東北福祉大)のような際立った能力の選手がいたが、今年は投打にそれほどの迫力はない。「バッテリーを中心に最少失点でいきたい」と富沢監督。ここまで3試合で6人がマウンドに立ったように、やりくりをしながら頂点を目指す。(今愛理香)

 仙台商・赤間(猛追及ばず)「全員一丸となって戦ったがはね返された。最後は左飛だったが、自分の打撃を貫き悔いなく楽しめた」


2019年07月23日火曜日


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