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自民、東北2勝4敗 また負け越し 野党は共闘の成果強調

 参院選で激戦となった改選1人区の東北6選挙区で、自民党は2勝にとどまった。全国で議席を積み重ねた結果とは対照的な審判。前回2016年参院選の1勝5敗に続く負け越しに、自民幹部は多くを語らない。野党側は接戦を制して獲得した4議席に共闘の成果を見いだす。
 「安定した政治のもとに、自民党にしっかりと政策を進めてもらいたいという判断をしていただいた」
 与党の改選過半数維持が確実になった21日午後9時45分ごろ。東京・永田町の自民党本部開票センターに姿を現した安倍晋三首相(党総裁)は、余裕をにじませながらテレビ各局のインタビューに応じた。
 候補者名が書かれたボードには当選確実を知らせる赤いバラが次々と付けられた。それだけに議席を落とした岩手、宮城、秋田、山形の空白が際立った。
 いずれの選挙区も最終盤、首相が応援に入ったものの、はね返された形だ。地元で手痛い敗北を喫した金田勝年幹事長代理(衆院秋田2区)は取材に「前回に続き東北で負け越したことについて、要因を徹底的に分析したい。次につなげなければならない」と言葉少なに語った。
 野党側は32の1人区で10議席を獲得。前回の11議席には届かなかったものの、東北の4勝を踏まえ、共闘の進展を強調した。
 立憲民主党の枝野幸男代表は21日深夜、「各党が力強く戦ったことで新人候補の知名度不足を補えた。共闘は大きく成果を上げ前進した。衆院選にもつながる結果だ」と分析した。
 国民民主党の玉木雄一郎代表も「安倍首相が語る成果に『そうではないのではないか』と疑問を感じる有権者が多かったのでは。政権に対する反発や矛盾が顕著に表れた」と振り返った。


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2019年07月23日火曜日


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