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<東京五輪ホストタウン>宮城・丸森町−ザンビア 友好の輪農業から文化へ

耕野地区の農家を視察するザンビアの研修生たち=2018年9月

 2020年東京五輪・パラリンピックを地域の活性化、国際交流につなげようと、全国の自治体が、大会参加国・地域のホストタウンとして登録している。事前合宿の受け入れ、子どもたちの相互訪問など取り組みは多彩だ。東北でも多くの市町村が手を挙げた。

 ザンビアにとって宮城県丸森町は「農業のホストタウン」だ。同町の耕野地区は 2011 年以降 、国際協力機構(JICA)の農村振興能力向上プロジェクトや草の根技術協力事業を通じ、ザンビアから多くの研修生を受け入れてきた。
 18年度で3年間の草の根技術協力が終了した。この間にザンビアから18人の研修生が訪れ、丸森の在来農法や農産物の加工法を学んだ。地区住民もザンビアに赴き、技術を伝えた。6月に町内で開かれた成果報告会では「つながりを継続したい」との声が上がった。
 こうした友好の輪が、ホストタウン登録への下地となった。町は選手団との文化交流を思い描く。「英語圏のザンビア選手らと子どもたちが触れ合えば、外国語教育の一助になる」(企画財政課)。応援も盛り上げようと、パブリックビューイングで観戦する計画もある。
 新たな交流にも耕野地区の力が欠かせない。農業で育んだ縁を生かせる。草の根技術協力で国内調整員を務めた町地域おこし協力隊員玉川渉さん(34 )は「ザンビアと結ばれている丸森の人々や文化を選手にも身近に感じてもらいたい」と期待する。


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2019年07月24日水曜日


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