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<高校野球岩手>大船渡・佐々木きょう準決勝 令和の怪物、なるか快投

22日の準々決勝、久慈戦で延長11回に勝ち越しの生還をした仲間を迎える佐々木(左から2人目)=岩手県営野球場

 全国高校野球選手権岩手大会で、高校野球史上最速の163キロ右腕佐々木朗希投手を擁する大船渡が13年ぶりに4強入りする快進撃を続けている。24日の準決勝一関工戦、25日の決勝戦と続くここが甲子園出場を懸けた最大のヤマ場。今大会登板過多だった「令和の怪物」は最後まで快投を演じ続けられるか。
 佐々木は初戦の2回戦遠野緑峰戦、3回戦一戸戦、4回戦盛岡四戦と3試合連続で先発登板した。合計20回306球を投げ、被安打7、2失点、36奪三振、防御率0.90と圧倒的な力を見せた。
 圧巻は21日の盛岡四戦。2012年岩手大会の大谷(エンゼルス、岩手・花巻東高出)以来2人目となる公式戦160キロをマークして延長十二回を194球、21奪三振で完投した。
 この死闘による疲労度は大きく、国保監督は翌22日の準々決勝久慈戦、エースで4番の佐々木をベンチに置いた。「投げさせようと思えばできたが、けがの不安もある」という慎重な起用判断だった。これが体全体に張りがあった佐々木にとっては貴重な休養日となって、試合後には「5割程度回復した」と語った。
 中2日先発が予想される準決勝に向け、佐々木は「ベストの状態に持っていく方法は分かっている」と強調する。昨年秋の県大会では投手としてスタミナ不足と指摘されがちだったが、冬場に体の柔軟性向上などに取り組んだ。その結果「以前より疲れがたまりにくくなった」と、連投に自信ものぞかせる。
 あと2勝。大船渡が甲子園出場を決めれば、4強進出で「大船渡旋風」を起こした1984年春、その夏と連続出場して以来だ。佐々木は「まず目の前の試合に勝つ」。今大会の優勝候補だった盛岡大付を破って勝ち上がった一関工打倒に意識を向ける。(金野正之)


2019年07月24日水曜日


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