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フードバンクNPO、食を軸に被災地支援の団体と連携進める 石巻、気仙沼、宮城県南でネットワーク構築へ

食料を通じた連携の必要性を確認したネットワーク会議

 生活困窮者に食料品を提供するフードバンク事業を手掛けるNPO法人「ふうどばんく東北AGAIN(あがいん)」(宮城県富谷市)が東日本大震災被災地の支援団体との連携に力を入れている。支援団体の活動を支えるとともに、食料を通じ団体間のネットワークを構築。多様な課題を共有し解決へつなげる狙いがある。

 ふうどばんく東北は23日、石巻圏域で活動する被災者支援団体を対象としたネットワーク会議を石巻市で開いた。11団体から16人が参加し、ふうどばんく東北の小椋亘さん(37)が活用方法などを説明した。
 被災者の心のケアに取り組む一般社団法人「からころステーション」(石巻市)は1人暮らしの男性を対象に昼食を作るサロンを開いている。同法人の高柳伸康さん(45)は「食材は補助金の対象外。支援は活動を続ける上でとても助かる」と話した。
 在宅被災者を支援するチーム王冠(同)の伊藤健哉代表(52)はフードバンクを使い困窮者に食料支援をしていることに触れ「(支援対象世帯は)石巻圏域だけで120世帯を超えている。県全域では対応できない」と指摘し、連携の必要性を訴えた。
 ふうどばんく東北は6月、気仙沼市と山元町でも同様の会議を開き、地域の支援団体との連携の在り方を確認した。来年3月末までに石巻、気仙沼、県南の3圏域で継続的に会議を重ね、支援団体同士のネットワークを築きたい考えだ。
 ふうどばんく東北の小椋さんは「食料を軸にすると、困窮者支援やコミュニティー支援などに関わる人がつながることができる。それぞれの問題を共有しながら、食料を有効に使い、課題解決につながればいい」と話す。


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2019年07月25日木曜日


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