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福島第2原発の廃炉正式表明 東北の原発、建設中含め5基に

 東電が福島第2原発の全4基廃炉の正式決定を表明し、東北は廃炉の時代へとさらに一歩、足を踏み入れた。最大14基が稼働した東北の原発で残るのは停止中の3基、建設中の2基。東電福島第1原発事故後の規制強化の影響は色濃く、稼働の見通しは立っていない。
 福島第2原発のうち3、4号機は東北電力が受電契約を結んでおり、受電比率に応じた費用負担が想定されている。東北電は24日、取材に「東電と第2原発の廃止について協議を進めているが、具体的な内容は申し上げられる状況にはない」と答えた。
 東北の原発の現状は表の通り。東北電は2018年10月、保有する4基で最も古い女川原発(宮城県女川町、石巻市)1号機の廃炉を決めた。19年度中に廃炉作業の工程を示す「廃止措置計画」を原子力規制委員会に申請する予定。
 女川2号機は20年度以降、東通原発(青森県東通村)は21年度以降の再稼働を目指し、規制委の新規制基準適合性審査への対応と安全対策工事を進めるが、合格には至っていない。女川3号機も今後、審査を申請する方針。
 電源開発(Jパワー)が青森県大間町に建設中の大間原発は26年度ごろの運転開始を目指す。規制委の審査は序盤にとどまる。
 東電が東通村で計画する東通原発の新設工事は、福島第1原発事故の影響でストップ。東電は大手電力との共同開発を模索する。


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2019年07月25日木曜日


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