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<登米市贈収賄>業者側に懲役1年求刑 仙台地裁で初公判

 宮城県登米市発注工事を巡る官製談合事件で、公競売入札妨害罪に問われたセルコホーム(仙台市)元法人営業部長樋口一春被告(51)=宮城県利府町青山4丁目=の初公判が25日、仙台地裁であり、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は9月11日。
 被告人質問で被告は「いけないことだとは分かっていたが、受注を取れば会社に貢献できると思った」と説明。入札情報を得られる可能性を上司に報告し、入札を一任されたという。
 被告に設計価格を伝達した同市の建設会社「共立」社長鈴木久也被告(63)=登米市登米町、贈賄罪などで起訴=に別の工事会社を紹介し、鈴木被告から得た入札情報をこの会社に伝えたことも明らかにした。
 論告で検察側は「設計価格を教わることは最低制限価格を教わることと同義で悪質。市の入札への信頼を著しく損なった」と指摘。弁護側は最終弁論で「真摯(しんし)に反省し、社会的制裁も受けている」と強調した。
 起訴状などによると、樋口被告は2018年2月15日にあった迫児童館新築工事の条件付き一般競争入札で、元市営繕課長小野寺友生被告(57)=登米市南方町、加重収賄罪などで起訴=が漏らした設計価格を鈴木被告から聞き、最低制限価格と同額の2億7402万3000円で落札したとされる。


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2019年07月26日金曜日


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