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こけし気分でリラックス 福島・土湯温泉スチームサウナ

土湯温泉の「御とめ湯り」で「こけし蒸し」を楽しむ女性たち

 こけしになった気分を味わい、サウナでリラックスしませんか−。職人による伝統的なこけし作りが今も続く福島市の土湯温泉で、こけし柄の布を身にまとってスチームサウナを楽しむ「こけし蒸し」のサービスが行われている。

 東京電力福島第1原発事故の風評被害もあり客足が減る温泉街を盛り上げようと、温泉業に参入したばかりの地元企業が考案。「こけ女(こけし女子)」の呼び名が生まれるなど「こけしブーム」が静かに広がる中、好評を博している。
 考案したのは2017年に開業した温泉施設「御(お)とめ湯(ゆ)り」を経営する佐藤広明さんとスタッフら。直径が1.2メートルある円柱型のひのき風呂の底に、すのこが敷かれ、その下を約50度の温泉が流れる。利用者は、土湯こけしの特徴であるカラフルな横じま模様が描かれたポンチョ風の布をかぶり、すのこの上に置かれた風呂いすに座る。ポンチョが蒸気を閉じ込め、20分ほど座っていると、じわりと汗が出て体が温まる。
 こけしや関連グッズを集めている「こけ女」の主婦原彩乃さん(千葉県浦安市)は「妹から教えてもらい、体験するしかないと思って来た。想像していたより汗が出て爽快。こけしの気持ちになれた」と声を弾ませた。
 土湯温泉にはこけし作りの組合に加入する職人が7人おり、組合によると、7人で年間約8000個を生産している。


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2019年07月26日金曜日


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