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宮城・蔵王のアオモリトドマツ 立ち枯れ拡大で現地調査 東北森林管理局

蔵王連峰の宮城県側の登山道で、立ち枯れの被害状況を確認する関係者たち

 蔵王連峰の宮城県側の国有林で、冬に樹氷を形成するアオモリトドマツの立ち枯れが拡大している問題で、東北森林管理局は26日、研究者や自治体担当者らと現地検討会を開いた。
 宮城、山形両県から約20人が参加。被害が広がる刈田岳(1758メートル)、屏風岳(1825メートル)周辺を歩き、立ち枯れの現状や稚樹の生育状況を調査した。
 宮城側は2017年、管理局の現地調査で被害を確認。トドマツノキクイムシによる食害が一因とみられ、トドマツが自生する約2000ヘクタールのうち、被害面積は500ヘクタールに上るという。同様の被害は16年に山形側でも確認されている。
 管理局森林整備部の小林重善部長は「国定公園の特別保護地区なので、自然をそのままに維持することが基本になる。高山地帯で木を育てることはあまり例がなく試行錯誤もある。健全な木を守り、観光面にも役立てたい」と話した。
 管理局は秋ごろに両県関係者と検討会を開き、現地調査結果を踏まえ、自生する稚樹の移植や種まきといった再生事業も模索する。


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2019年07月27日土曜日


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