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<いぎなり仙台>アート見るべ![2]天に伸びる樹木のよう/榴岡公園(宮城野区)

蔦川さん作「杜のうた」
佐藤さん作「生動雲」

 仙台市宮城野区の榴岡公園にある噴水彫刻「杜のうた」は、ジョージ・蔦川さん(1910〜97年)作。ブロンズ製で高さ4.3メートル。市の「彫刻のあるまちづくり事業」第1期作品として81年に設置された。
 家族連れの憩いの場としても人気で、夏には子どもが水にザブンと飛び込んで遊ぶ光景も見られる。
 河北美術展招待作家の彫刻家日下育子さん(48)=仙台市=は「天に伸びる姿は樹木のよう。造形にリズム感がある。水しぶきも含めて彫刻だ」と語る。
 公園出口から北に10分ほど歩くと、国道45号沿いに佐藤淳一さん(63)の作品「生動雲」がある。白御影石製で高さ約1.7メートル。ふわふわした雲に穴が二つ空いたユニークな形だ。近くの原町本通商工親睦会の創立40周年を記念して2009年に建てられた。
 自在に形を変える雲の姿に生命の根源、宇宙の成り立ちなどのテーマが潜む。「通り掛かりに車内から見るだけでなく、ぜひ車を降りてじっくり鑑賞して」と日下さん。(酒井原雄平)

[ジョージ・蔦川さん]蔦川さんは米シアトル出身の日系2世。米ワシントン大名誉教授を務めた。噴水彫刻を得意とし、日米各地に作品がある。佐藤さんは東北生活文化大教授で河北美術展顧問。仙台市出身。国内外で精力的に作品を発表している。


2019年07月27日土曜日


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