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勉強中スマホ年々増 中3は6割超、学力の低下懸念 仙台市教委・生活調査

 勉強しながらスマートフォンや携帯電話を使う割合が仙台市内の中学3年で6割に上ることが、市教委が実施した生活・学習状況調査で分かった。中学1、2年も半数前後が使用し、全体に動画や音楽を視聴したり、通信アプリで友人とやりとりしたり、勉強中の「ながらスマホ」が増えている。
 小5〜中3の学年別で音楽、動画、ゲームのアプリ、LINE(ライン)など通信アプリを勉強中に使う割合は表の通り。勉強中のBGMにするためか、音楽は小6〜中3でいずれも最多で、中3では60.7%に上った。小学5、6年は通信アプリよりもゲームの割合の方が大きかった。
 勉強中のスマホなどの使用は右肩上がりで増え続ける。通信アプリを使う割合の学年別推移はグラフの通り。2016年度と比べ、中1は11.2ポイント、中2は9.8ポイント、小6は7.5ポイント増加。中2は18年度から1年で5.2ポイント上昇した。
 勉強中のながらスマホの拡大は、端末の普及と無関係ではないとみられる。中3の所持率は17年度から4.6ポイント増加し、81.1%に達した。中2は8.3ポイント増の79.1%、中1は7.7ポイント増の70.6%となった。
 市教委の担当者は「児童生徒にスマホが浸透し、使用する時間が増え、勉強中のながらスマホにもつながっている」と分析する。
 スマホの長時間使用が学力低下を招くことは、市教委と東北大が15〜17年度、児童生徒の成績などから関連性を分析し、傾向が判明している。市教委はリーフレットを作り、児童生徒に注意を呼び掛けてきた。
 市教委学びの連携推進室の担当者は「子どもたちが自分で使用時間を管理できるよう指導する。家庭で使う場合は多く、保護者への啓発を強めたい」と話す。
 調査は4月、市標準学力検査と一緒に市立小中学校など185校で実施した。


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2019年07月28日日曜日


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