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歌人・扇畑利枝さんの歌碑 後世へ 原阿佐緒記念館に建立 2人の歌人の親交しのぶ 宮城・大和

扇畑さんの作品が刻まれた歌碑
除幕式で歌碑の完成を見届ける関係者

 短歌結社「東北アララギ会『群山』」の発展に夫の故忠雄さんと共に貢献し、宮城県大和町出身の歌人原阿佐緒(1888〜1969年)の良き理解者でもあった仙台市の歌人扇畑利枝さん(故人)の歌碑が、同町宮床の原阿佐緒記念館に建立された。
 歌碑は高さ86センチ、幅98センチ。扇畑さんの作品<草蘇鉄(そてつ)の末枯れしさまも思ひ沁(し)む雪来る前の阿佐緒の生家>を宮城県丸森町産の伊達冠石に刻み、白御影石の台座に据えた。
 阿佐緒の生家だった記念館の庭に歌碑が建ち、2人の親交をしのばせる。
 歌碑は、扇畑さんの歌人としての実績を顕彰しようと、東北アララギ会が東北各地などの会員らから寄付を募って建てた。25日に除幕式があり、皆川二郎代表ら会員や関係者約40人が完成を見届けた。
 扇畑さんは女人短歌会東北支部長を務めるなど東北の文芸発展に貢献し、夫妻でそれぞれ河北文化賞を受賞。戦後、実家に身を寄せていた阿佐緒と交流を深め、恋多き奔放な女性とのイメージが付いて回った阿佐緒の評価を高める活動にも取り組んだ。


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2019年07月28日日曜日


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