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<高校野球宮城>東北 逃げ切る 中軸、大小の技さえる

柴田―東北 6回表東北無死、西田が右越えにソロ本塁打を放った

 高校野球宮城大会第13日は27日、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城で準決勝2試合があり、仙台育英と東北が決勝に進んだ。
 東北は4−2で柴田を退けた。二回に斎藤の適時三塁打などで2点を先取。六回は西田に一発が出て、最後まで柴田に主導権を渡さなかった。
 仙台育英−東北の決勝は28日、同球場で午後1時から行われる。

 ▽準決勝
東北020001010=4
柴田010001000=2

 【評】東北が逃げ切った。二回に斎藤の適時三塁打などで2点を先取。六回は西田のソロ本塁打で突き放した。柴田は東北を上回る10安打を放ったが11残塁と拙攻。1点差に2度迫りながら追い付くことができなかった。

 両チームの投手が要所で踏ん張り、勝機を載せたてんびんはどちらに傾くか最後まで微妙だった。結果的に得点を多く積み上げたのは東北。大技、小技を繰り出した中軸の働きが勝負を分けた。
 大技は2−1とリードして迎えた六回に飛び出す。先頭は今大会打率4割超と好調の3番西田。この日は直球に手を焼いて2打席連続凡退だった。「カウントを取る変化球を狙った方がいい」。内角高めのカーブを引っ張ると、打球は夏の海風に乗って右翼席へ。公式戦初アーチとなった。
 4、5番は引き立て役に徹していた。一回は4番中西が四球を選び、ここまで全試合で打点を挙げている5番古山が送りバント。好機を広げ、先制点を呼び込んだ。中西は3−2の八回無死一塁にも犠打を決め、貴重な追加点をもたらした。
 「常に得点圏に走者を置きたかった。打順なんて関係ない」と富沢監督。防御率1点台の左腕平間を前に、定石にとらわれない采配が吉と出た。
 2大会ぶりの決勝で、仙台育英と相まみえる。「実力は月とスッポン。胸を借りるつもりで戦う」と富沢監督。大一番、型にはまらない大胆な野球を見せてくれそうだ。(斎藤雄一)

◎柴田 平間、粘りの投球及ばず

 柴田の主戦左腕平間は粘りの投球をしたが及ばなかった。「味方は相手を上回る安打を打ってくれた。それに応えたかった」と悔しさをにじませた。
 序盤から強気で腕を振ったが、二回に2点を先取され、六回には右越えソロ本塁打を浴びた。それでも「仲間が1点ずつ返してくれたので気持ちが切れなかった」。九回も137キロを計測するなど自分の投球を貫いた。
 今大会準決勝まで5試合のうち4戦で完投し、703球を投げた。平塚監督は「一戦ごとに成長した。よく投げてくれた」とたたえた。


2019年07月28日日曜日


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