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震災時の消防署員、苦悩切々 仙台で手記パネル展再び

若林消防署員の手記をパネル展示する企画展

 東日本大震災の発生直後、仙台市沿岸部で救助の最前線に立った消防署員の証言を紹介する「結〜消防・命のプロが見た震災」が31日まで、市役所本庁舎1階ギャラリーホールで開かれている。昨年2〜4月、若林区のせんだい3.11メモリアル交流館で開催し、反響を呼んだ企画展を期間限定で復活させた。
 津波の被災者を救出した若林消防署員10人の手記をパネル展示した。58人を紹介した交流館の企画展より人数を絞ったが、新たに手記の未公開部分を載せた。
 「連絡が取れていない家族の安否が気になってしかたなかった」「今でも、もっと違う方法で救助していれば、多くの人命を救えたのではないだろうかと思う」。手記には消防署員の葛藤などがつづられてる。
 手記パネルは交流館の企画展後、昨年7月から若林消防署内に常設展示されている。今年3月には横浜市の市民防災センターで出張展示し、反響を呼んだ。他にも出張展示の要望が県内外から相次いでいる。
 市防災環境都市・震災復興室の担当者は「市中心部でパネル展示を見たいという市民の声に応えた。お盆前に震災を思い返す機会にしてほしい」と話す。


2019年07月29日月曜日


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