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被爆者が語る原爆の悲惨さ 仙台でドキュメンタリー映画上映

原爆の写真パネルを見つめる来場者

 原爆の悲劇に理解を深めてもらおうと、被爆者の証言を伝えるドキュメンタリー映画「二重被爆−語り部山口彊(つとむ)の遺言」の上映会が28日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークであった。同市の「長崎の語り部から学ぶ会」の主催。
 映画は、出張先の広島で被爆し、帰郷した長崎でも被爆した元造船所技師の山口さんを撮影。2010年に93歳で亡くなるまで、核兵器廃絶を訴えた姿を描いた。映画は11年に完成し、長崎市教委が市内の小中高校にDVDを平和教材として配布した。
 犠牲者や負傷者の姿、爆心地など原爆投下後の写真パネルなど約120点も会場に展示した。
 同会の奥村志都佳(しずか)代表は長崎市出身で、原爆を伝える行事を2017年に始めた。奥村代表は「語り部が刻々と減る中、伝える意義を感じる。原爆は人災で、東日本大震災と違うが、人々が復興に立ち上がる姿は共通点がある」と話す。
 ボランティアで参加した仙台育英高2年内海那菜さん(16)は「被爆について話を聞く機会がなかったが、悲劇は繰り返されてはならないと思った。また参加したい」と述べた。


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2019年07月29日月曜日


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