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<トップに聞く>長寿に応じ商品提案 地域企業の成長を後押し/大樹生命保険・吉村俊哉社長

[よしむら・としや]東大卒。1983年三井生命保険入社。同社取締役常務執行役員営業戦略統括本部長を経て、2018年同社社長。19年4月から現職。59歳。横浜市出身。

 大樹生命保険の吉村俊哉社長が仙台市内で河北新報社の取材に応じた。同社は2015年12月に日本生命グループとなった「三井生命保険」から今年4月に社名を変更。少子高齢化が進む中、「一人一人のニーズに沿った商品を充実させたい」と力を込めた。(聞き手は報道部・高橋一樹)
 −社名に「大樹」を冠して約4カ月となった。
 「昨年11月の決定以降、全社一丸で広告宣伝や案内に取り組み、かなり浸透してきた。一方でお客さまには『担当者が同じなら関係ない』『引き続きよろしく』との声も多く頂き、現場の営業職員との絆を再確認するいい機会になった」
 −社名変更と合わせ、新特約「くらしエール」の取り扱いを始めた。
 「病気など働けなくなったときの収入の減少を保障する。6月までに6000件以上契約し、主力商品『大樹セレクト』の新規契約も伸びるなど順調な滑り出しになった」
 「かつて生命保険は大黒柱が亡くなるときに備えて『一家に一台』とも言われたが、長寿化で一人一人の人生に合った商品開発のニーズが大きくなっている。死亡、入院、介護、就労不能などリスクに応じてパッケージで選べる商品を提案していく」
 −東北の東日本大震災からの復興は途上だ。
 「発災当時に社内の会議で仙台にいて、炊き出しなどでお世話になったことを覚えている。会社としてはお客さまの安否確認を第一に、営業職員が対面で支払いや猶予を案内し、ボランティアや植樹活動を続けてきた。地域の役に立てることに今後も取り組みたい」
 −仙台市内で23日、異業種交流会を開催した。
 「取引先企業の力になれないかと8年前に始めた。仙台は4回目で、120社以上に参加してもらった。交流会がビジネスにつながったとの声も頂いている。ネットワークを生かし、これからも地域企業の成長に貢献できればうれしい」


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2019年07月30日火曜日


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