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「白石夏まつり」メインパレード中止 商工会議所と市、人員態勢などで折り合えず

中止が決まった白石音頭パレード=2017年8月

 宮城県白石市の恒例行事で8月10日に予定される「白石夏まつり」の規模が、例年より大幅に縮小されることになった。白石商工会議所と市が祭りを運営する人員態勢などで折り合えず、両者の担ってきた夏まつり実行委員会が事実上解散。メイン行事「白石音頭パレード」を中止し、ステージイベントや盆踊り大会を行う。
 パレードは1981年に始まり、アーケード街や駅前商店街の約700メートルを歩行者天国にして開催。市内の企業や団体から1900人前後が参加して舞い踊り、練り歩く。2017年は約1万9000人の観客を集め、昨年は悪天候で中止となった。
 実行委は会議所が事務局を担い、主体的に運営してきた。今年の祭りでは、パレードの担当者を10人増の30人にし、安全運行対策の強化を検討。18年度から会議所職員が減ったこともあり、増員分の協力を市に求めた。
 市はこれまでも要員の半数を出し、パレードにも参加してきた。増員要請には職員の負担増加につながるとして難色を示し、結論は出なかった。会議所は昨年末に主催から外れ独自開催を検討。市は新たな実行委員会を模索したが、いずれも実現しなかった。
 斎藤昭会頭は「パレードを安全に行うには人手不足で、中止になっても経費はかかる。高齢化で祭りの担い手が減り、さまざまな催事をどうすれば続けられるのか考える時期に来ている」と話した。
 山田裕一市長は「パレードは長年にわたる白石の夏の風物詩で中止は残念だ。他の祭りでも市民が主役となり、市は協力する形で、全ては担えない」と述べた。
 今年は、10日午後3時から市観光協会が同市中町のすまi(い)るひろばで「すまiるサマーフェスティバル」を主催し、ステージイベントや出店がある。午後6時半からはJR白石駅前で白石青年会議所が盆踊り大会を開く。益岡公園で花火打ち上げもある。


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2019年07月30日火曜日


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