宮城のニュース

<宮城刑務所贈収賄>要望メモが捜査端緒に 机上で発見、同僚報告

 宮城刑務所(仙台市若林区)の刑務官と受刑者らによる贈収賄事件で、宮城県警に収賄の疑いで逮捕された刑務官藤田晋悟容疑者(31)=仙台市若林区古城2丁目=が贈賄容疑で逮捕された桜井景三容疑者(58)=服役中=から受け取ったとみられるメモが、捜査の端緒になっていたことが29日、関係者への取材で分かった。メモには要望などが書かれていたとみられる。
 関係者によると今年春ごろ、藤田容疑者の机の上に他の書類などと一緒に置かれたメモを別の職員が見つけた。内容を不審に思い上司らに報告し、刑務所が検察庁に相談。県警による捜査でメモが確認され、立件に向けた決定的な証拠になったとみられる。
 メモが見つかる前から「不自然な動きをしている」との内部通報があるなど藤田容疑者の不審な行動が目撃されており、内部調査が進められていたという。
 桜井容疑者は刑務所内で藤田容疑者にメモを手渡し、嗜好(しこう)品や自身が関与する会社資料を持ち込むよう伝えていたことが明らかになっている。県警は両容疑者がどのように関係を深め、金銭の授受を始めたかを詳しく調べる。
 藤田容疑者は桜井容疑者に便宜を図った見返りなどとして、金融機関への7回にわたる口座振り込みで現金計138万円を受け取った疑いが持たれている。藤田容疑者は消費者金融などに数百万円の借金を抱えていたという。


関連ページ: 宮城 社会

2019年07月30日火曜日


先頭に戻る