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会津若松市長選 候補者の訴え

 28日に告示された会津若松市長選は、現職と新人2人が8月4日の投票日に向け、自らの政策を訴えながら支持拡大に奔走する。3人の主張を紹介する。

経済重視給食を無料化/平出孝朗さん(62)=無新

 2015年の前回市長選は告示直前に病に倒れ、立候補を断念した。「一市民として市政を見ていたが、黙っていられない」。告示まで1カ月を切り、一部経済人から再三の要請を受け、再び政治の表舞台に帰ってきた。
 ICT(情報通信技術)を活用したスマートシティー構想を進めてきた現職に対し「成果が見えず、偏っている」と批判。市庁舎建設も見直し、市民生活の向上や地域経済活性化に直接使うべきだと強調する。具体的には学校給食の無料化などを挙げる。
 故伊東正義・元官房長官の秘書を務めた。「思想、信条の軸がはっきりしていた」と胸に刻む。家業の竹材業は7代目。生け垣などを自ら作るという。

[ひらいで・たかお]竹材業。会津若松市出身。立大卒。市議2期、県議4期務め、自民党県連幹事長、県議会議長を歴任。2男2女は独立。妻恵美子さん(65)と2人暮らし。


市庁舎建設今こそ推進/室井照平さん(63)=無現

 2期8年を振り返り「できることもあれば、できないこともあった。今できなくても時間がたてばできることもある」と言う。市民の声に耳を傾け「一瞬一瞬の判断が重要になる」。
 今回、争点に浮上する市庁舎建設問題は長年の市政課題。合併特例債が活用できる今こそ、市の負担を小さくして解決できるチャンスだと説明する。
 地方創生事業として力を入れるスマートシティー構想は4月、ICTビルが完成した。市議会や一部経済人からは成果が見えないと批判もあるが、「事業は継続してこそ進化する。次の4年で総仕上げしたい」と訴える。
 趣味のテニスでは国体やマスターズ大会に出場。政治同様「流れが大事だ」。

[むろい・しょうへい]市長。会津若松市出身。東北大卒。銀行員、市議2期、県議1期を経て、11年の市長選で初当選。娘3人は独立。妻陽子さん(62)、母(87)と3人暮らし。


東武鉄道乗り入れ実現/阿部光正さん(69)=無新

 2007年に次ぎ2度目の市長選立候補。特に訴えているのが、現在は会津田島駅(福島県南会津町)までとなっている東武鉄道のJR会津若松駅乗り入れの実現だ。
 会津若松−東京・浅草間を3時間半で結ぶほか「日光(栃木県)を訪れる観光客の2割(年間約250万人)を誘客できれば、会津若松市内の観光業は年500億〜1000億円の売り上げ増が見込める」と強調する。停滞する地域経済を立て直す思いは強い。
 市議を通算3期務めた。キャッチフレーズは「蛮勇」。「誰もやらなきゃ俺がやる」とばかりに、会派に属せず1人で時の為政者をチェック、批判してきた。
 若い頃にスキーで鍛えた体力で暑い夏を乗り切る。

[あべ・みつまさ]会津政経新聞発行業。会津若松市出身。中大中退。市議を通算3期務めた。長男、長女は独立し、妻洋子さん(66)、両親と4人暮らし。


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2019年07月30日火曜日


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