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旅行大手HIS着工の角田バイオマス発電所は「建設中止を」 環境NGO、署名送付

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が宮城県角田市梶賀で着工したバイオマス発電所を巡り、国際環境NGO「FoE Japan」などが30日、国会内で記者会見し、「燃料のパーム油による発電は熱帯林の破壊と大量の温室効果ガスをもたらす」として、建設中止を求める約15万筆の署名を同社に送ったと発表した。
 マレーシアやインドネシアでは、パーム油の原料となるアブラヤシの農園拡大で環境が悪化。栽培や加工、輸送の各段階を含めると石炭火力発電を上回る温室効果ガスを排出するとの試算から「パーム油発電は再生可能エネルギーとして不適切」と主張した。
 5月上旬に始めた署名は大半がドイツや米国など海外から寄せられ、国内は約3100筆という。
 事業主体のHISスーパー電力(東京)の担当者は「署名は真摯(しんし)に受け止めるが、海外分を集めた署名サイトは二重承認を行っていない」と信頼性を疑問視。「環境問題や地球平和を考えて動くのは最終的に共通」と述べ、計画通り工事を進める方針を示した。
 発電所は出力約4万1000キロワットで、営業運転の開始は2020年3月の予定。


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2019年07月31日水曜日


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